【漫画】化物語3巻 名は本質を表す
お久しぶりですー。
最近はすっかり月末更新になってしまっています。
しかもギリギリ(^^;)
今日はずっと感想放置していた、化物語3巻について書いていきたいと思います(`・ω・´)
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母の日に妹達と喧嘩をして家を出て来てしまった
阿良々木君は公園で迷子になっている女の子と出会います。
お人好しの阿良々木君は、どうにかその子を家まで送り届けようと世話を焼きますが
忍野さんやひたぎさんの助言から、迷子の女の子が本当は怪異・迷い牛であった事に気付きます。
それでもどうしても助けたいという事で裏技(怪異は記憶を蓄積出来ない)を使って
やっと無事に少女を家へ送り届ける事が出来たのでした。
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今巻でまよいマイマイが完結です(*´∀`*)
思ったよりも長かったというか、2巻もかけての丁寧描写に驚きです。
このままいくと原作上下巻再現するのに10巻くらいかかってしまいそう
今回興味深かったのは、名前について
名は体を表すなんて言葉がありますが、この作品にしてみれば名は本質を表すなんだそうです。
「八九寺真宵」という名前に込められた驚きの本質
八九寺(はちくじ)は、読み方を変えると「やくでら(厄寺)」とも読める。
「まよい」とい言葉には、縦糸と横糸が絡まってしまう事。
死者の魂が成仏出来ずにいる妄執を表す場合もあるそうです
「真宵」という字は、真の宵と書くのでこれは丑三つ時の事です。
他にも「八九(はちく)」は元々「淡竹」だったとか
言葉って面白いなと思いました。
こうゆうのって言霊っていうんですよね
陰陽師で安倍晴明が言っていた「名前はこの世で最も短い呪いである」という事と同じなのだろうと思います。
発音や表記文字にはちゃんとした意味がある
使い方を間違えれば惨事を招きかねない。
迷信の様に思えますが、あながち馬鹿に出来ない所もあります
なので、最近のキラキラネームとか見てて心配になってしまいます(^^;)
文字とか発音とか奇抜過ぎて大丈夫か!?って。
私は至って普通の名前なので、多分変なふうにはならないと思うけど…
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恐らくこの巻での一番の見せ所
戦場ヶ原ひたぎさんの告白シーンは予想外のものでした。
まさかの見開き3ページに渡っての壮大な i love you
ここだけで6ページも消費w
この演出は漫画ならではですよね(^^)
ただ、阿良々木君の返事が「流行るといいな。戦場ヶ原蕩れ」では
告白の返事になっていない気がするぞー。
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迷子の女の子を巡るお話だったまよいマイマイは
原作やアニメよりもこの漫画版が一番、いい話として描けていたんじゃないかと思います。
特に、「好きって感情は、本来すごく積極的なものではないか」にははっとさせられました。
そうだよね。好きって魔法じゃないもんね。本当は現実的な努力が要求されるものなのかも。
子供に言われて気づく、いい歳した自分がいました(^^;)